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Hospital

足の指の骨折の定期検診で近所の病院へ。

診察券と保険書を出し、待合室の古びたテレビでワイドショーを見ていると、
アナウンスで「中村さ~ん、診察室でお待ちください~」との声が天井のスピーカーから鳴る。

診察室に入り、診察する場所とはカーテンで仕切られている隅の椅子へ腰掛ける。

看護婦さんに包帯を外してもらい、診察次かなぁ~なんて思っている最中、
60歳くらいのオバサンが僕の横に腰かをける。

カーテンの向こうから「中村さ~ん、どうぞ~」という声。
俺かと思い腰をあげると、横のオバサンが「はあい」と返事をしそそくさ診察へ向かってしまった。

「あれ?・・・順番飛ばされた?」
頭にハテナを浮かべながらも、「ま、いっか」とまた椅子に座り直したが、
いつまでたっても名前が呼ばれない。
次々に後からきた患者さんが自分を追い抜いていく。

「これはおかしい」と思い、
「あの、中村ですけど全然呼ばれないんですが・・・」と看護婦さんに聞くと
「あら、では調べますね」との返事。

カーテンの向こうで看護婦達と医師の声が聞こえる。
「あれ、中村さんって、さっき診察したけど…」
「いや男の方で、、中村さんって…」
「あら、さっきの中村さんは違うわよ」
「怪我の場所が一緒だったから…」
「あら、やだ間違えたの?」
「今日は中村って人が多いから…」
なんて声が聞こえてくる。

なるほど。飲みこめた。

程なくして診察へ呼ばれ、何事もなかったかのように問診。
医師は「じゃ、来週レントゲン撮りますね。あと1週はこのままで。では足を洗浄してください。」
とほんの30秒で診察は終わり。

石鹸水の入った大きなタライを抱えた看護婦に廊下のベンチに座らされ
「じゃ、あし洗ってくださいね~」と紙ナプキンを数枚渡され、足洗い開始。

蒸れっ放しの足をようやく洗う事が出来ほっと一息ついて横を見ると、先程の中村さんも足を洗っている。

「お怪我、長いんですか?」
ニッコリと話しかける中村さん。
「いえいえ、1週間くらいですよ。」俺は答える。

じゃぶじゃぶタライで足を洗う中村さん2人。
ちょっぴりシュールな7月の午前中。
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by joenakamura | 2010-07-05 22:25 | 生活 | Comments(0)