J O E N A K A M U R A B L O G

めがね

仕事で一日中携帯電話とニラメッコ。目がつかれボワーンとする。
普段は毎日ほぼpc作業ばかり。少しばかり視力も落ちてきた気がする。いや老眼か。年齢的には有りうる話だ。ああ嫌だ嫌だ。

眼鏡を普段からもかけるようになったのは三十歳を過ぎた頃からだろうか。
二十代の頃も視力は決して良くはなくて、一応眼鏡は持っていたのだが、普段生活するには特に必要としなかった為ほとんど鞄の肥やしになってしまっていた。唯一の例外が映画を観に行く時。字幕が読めなかったから。
そんな風にかけたり外したりを繰り返していたら、いつしか視力は急低下。眼鏡を顔にはめていないと落着かないようになってしまった次第。

小学生時代は全く視力には問題のない健康優良児だった自分なのだが、中学に上がる頃、級友らがかける眼鏡に妙なインテリジェンスを感じ憧れを抱くようになった。
さて目が悪くないのに眼鏡をかけるにはどうしたらいいかと無い頭を絞る。結果視力検査でわざと間違えて目が悪い事をアピール。眼鏡をかけてもいいでしょう、という状況をなんとか作りだして親に眼鏡を買って貰う事を承諾させた。当時眼鏡は今みたいに一万円以下で買えるのが当たり前というのとは違い立派な高級品であったのでそういった演出が必要だったのだ。
さてその眼鏡、当時フミヤとかCCBとか夕ニャンの鶴太郎とかがかけていた洒落たセルフレームの。。。と言いたいところだが、いやいや誰がどうみてもダサイ銀縁のでガラスレンズのガリ勉タイプ。ヒイキ目に見ても1ミリもカッコ良くないのだが、当時の写真を見ると、まぁ嬉しそうに笑っている俺。よっぽど眼鏡をかけるのが嬉しかったのだろう。

とは言うものの実際そう目は悪くないので、かけているのはもっぱら登下校時とか休み時間とか部活の時くらい。(部活は美術部だった)授業中はかけないのかよ!と突っ込まれそうだが、ずっとかけていると頭がクラクラしてしまうのだ。馬鹿だねぇ俺。

そんなある日、授業を終え友達と廊下を駆けながら下駄箱へ急いでいた。
猛スピードで走っていた足を急停止させたら勢い余って眼鏡だけがポーンと飛び出して落下、(スローモーションで眼鏡が飛んでいく姿が思い起こせる)地面に落ちた眼鏡は見事にレンズが粉々になってしまっていた。
先に書いたようにレンズだってン万円する高級品。必要にかられ手に入れたのではない後ろめたさも手伝って、素直に親に「レンズを替えてくれ」とも言えず、「いや眼鏡無くても大丈夫だよ」なんて気取った物言いで誤魔化して眼鏡をかけるのをやめてしまったら急速に眼鏡熱は醒めて行き、結局それを機に眼鏡をかけることをやめてしまった思春期の頃。ああ仕方のない子供だよ。。。

それから十数年たってまさか普通に眼鏡をかけるようになるとは。
今でも眼鏡を購入する時色々物色するのは凄く楽しい。
中学生の時の憧れと同じ気持ちがむくむくと起き上る。
眼鏡をかけると何だか自分じゃない何かに変身できるような気がするんです。


憧れの眼鏡マン。映画「マルホランド・ドライブ」のアダム・ケシャー。(監督役の人。演じるのはジャスティン・セロー)椅子に座ってる人です。

[PR]
by joenakamura | 2010-10-22 02:08 | 考え中 | Comments(0)