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実際、クラシックだよ。お前ってやつは

78年に公開されたルパン三世の映画第一作の「ルパンVS複製人間」(公開時のタイトルはただの「ルパン三世」のみ)に登場したおどろおどろしい最強の敵、マモー。
彼のモデルが、ブライアン・デ・パルマ監督のフリーキーロックオペラ「ファントム・オブ・パラダイス」(74)の悪徳レコード会社社長のスワン(演じるのはミュージシャンのポール・ウィリアムス)だったと知り(通の間では常識の話だったのかもしれませんが)、かなりショックを受けました。
確かに言われてみれば外見は瓜二つ、そしてスワンの「悪魔と契約した」という設定と自分を「神」と呼んだマモーにも通じるところがあります。ああ、知らなかった自分が憎い。

金髪のオカッパ、サングラスの男がスワンです↓


こちらがマモー。
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この「ファントム・オブ・パラダイス」に登場するバンド名から引用されたのが「ジューシー・フルーツ」というのは有名な話です。


「ルパンVS複製人間」には他にも数々の映画やシュールレアリストの絵画などが引用されているのですが、再度見返してみると、それらが嫌味ではなく、良いスパイスとして効いており「よく出来てるなぁ」とちょっと唸ってしまいました。
内容的にも1stシリーズのルパン三世元のニヒルさがいい塩梅で横たわっていて、当時「大人のアニメ映画」を目指して作られたというのも納得できます。(実際リアルタイムで観たときは、色んな意味で追いついていけなかった気がします。まぁ8歳だし仕方ないか。。)
さらに印象深い名シーンや名台詞も数多く、
マモーのアジトへ一人向かうルパンを止めようと次元が問いかける下の台詞は有名な所です。

ルパン「俺は、夢、盗まれたからな。取り返しに行かにゃあ」
次元 「夢ってのは、女の事か」
ルパン「……実際、クラシックだよ。お前ってやつは」

こちらその辺について面白く書かれているのでご興味ありましたら。
http://www.style.fm/as/05_column/animesama21.shtml

ルパンといえば昔は「カリオストロの城」が傑作と思っていましたが(あれはあれで面白いですが)、今としてはこっちをベストに押したいですね。
(双葉文庫の『ルパン三世カルト 2001』ではTVシリーズ、劇場版、OVA、TVスペシャルすべてを含めた面白さのランク付けで、本作は2位でカリオストロの城は3位と評価されている(1位は第1シリーズ第2話の『魔術師と呼ばれた男』:ウィキペディアから引用)





あ、また熱くなってすみません。
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by joenakamura | 2011-03-01 13:42 | 映画 | Comments(0)