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シュヴァンクマイエル

チェコの有名なシュルレアリズム(はたまた変態)芸術家、ヤン・シュヴァンクマイエルと妻エヴァの展示を見にラフォーレ原宿まで足を運ぶ。ラフォーレなんて行くのは一体何時振りだろうか。

映像作家としても数多くの監督作品を発表しているヤン。
全てではないにせよ僕も幾つか作品を観ており、酷く衝撃を受けた作家の一人であります。
最新作公開に合わせた今回の展示ですが(そちらはまだ未見)、膨大で濃厚な展示の数々に脳天を激しく打たれました。映画や音楽を含めても間違いなく今年で三本の指に入るであろう大変衝撃を受けた濃厚な時間でありました。

グロテスクでエロティック。可愛らしく残酷。粘液質で猥雑。常につきまとう死の匂い。
常人からは忌み嫌われそうな要素満点な作品ながら会場は若い男女でいっぱい。不思議。

「こんなのやってみました。反体制的で芸術的でしょ?」と、ドヤ顔で若年アーティストがひけらかすのとは違い、何十年も「これしかやりたくない。これしかできない。」と作り上げられた作品の数々は無邪気で純粋で、ひたすら悪趣味。
五感を嫌と言うほど刺激され、頭が痛くなりそうな程。絶対今夜夢に出てきそうです。

中でも、彼の監督の好きな作品「ファウスト」の劇中で使われた人形劇セット(と言っても僕よりも全然大きい)が見れたのは感無量で、通り過ぎては何度も後戻りして食い入るように見つめてしまいました。素晴らしかった。

フラフラになりながら展示会場を出て物販コーナーへ。
欲しいものが数多くありましたが、生憎手持ちが少ししかなく色々吟味しながら、一目で惹かれた彼の映画「アリス」のドイツ版のポスターを購入。ウキウキ気分でラフォーレを出ると外は大雨。
せっかく買ったポスターを濡らしてはいかん、と鞄の中から自転車のチェーンが外れた時手が汚れないように携帯していたビニール手袋を取り出しポスターの口に被せゴムを巻き、自転車に跨り帰路へ。
体中びっしょびしょになりましたが何とかポスターが濡れるのだけは死守しました。


展示は19日(月)まで。興味ある方は是非。
僕ももう一回見に行きたいくらいです。



↓こちら、購入した「アリス」のポスター。

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by joenakamura | 2011-09-05 23:16 | アート・デザイン | Comments(0)