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レンタルビデオ

この間近くに実家に寄った際、20代後半にずっとバイトしていたレンタルビデオ店の前を通ったら、店はすっかり空っぽになっていて「貸店舗」の張り紙が貼られていた。
少し前に覗いてみた時は普通に営業していて「大手レンタル会社がブイブイ言わしてる時代に、個人営業のレンタル店なんて頑張ってるよなぁ」と思ったのだが、やはり経営難だったのだろうか。
自分がバイトしていた頃のあの「空気」が無くなってしまったようで少しさびしくなった。

映画好きと言う事もあって始めたレンタルビデオ店のバイト。
昼から夜8時頃まで、店番は自分ひとり。
平日の昼間は暇な時間が多く、仕事の合間を見てはこっそりカウンター奥のテレビで映画を観たりした。
「こりゃ誰も借りないだろう・・・」というようなタイトルやパッケージの映画を観て、その中に掘り出し物が多い事を随分と学ばせてもらった。

また変ったお客さんも多かった。
髪はボサボサで小太り、ジャージ姿に紙袋を持って、ずっとウロウロして最終的に僕に向かって「○○って知ってます?グフフ」と言って去っていく男。(週に一度は来店した。○○は何だか良く分からないアニメ?かアイドルの名前だった気がする)

小さいポータブルテープレコーダーを持ってきて「これ直せる所知りませんか」と尋ねて来た初老の女性。
見てみると中のカセットテープがヘッドに絡まってしまっているようだった。
これくらいなら自分でも直せるので絡まったテープを取り除いてあげたのだが、後日その女性はお礼に、と言う事でレーズンサンドを1箱持ってきてくれた。

「何か面白い映画ない?」と尋ねてきた中年女性。
どのジャンルとも指定もなかったので、まぁ誰もが面白いというのを薦めようと「バクダッド・カフェ」を選んだら、返却時に「全然面白くなかったわよ!」とキレられたり。

他にも変ったお客さんは色々いてまるで人生の縮図を見ているよう。
書きたい思い出はまだまだあるので思い出したらまた書いてみたいと思う。



諸々見て発掘した面白かった映画のひとつ、「殺人論文 次に私が殺される」(DVD化の際「テシス 次に私が殺される」という題に改名されたそう)という1996年のスペイン映画。
主演は「ミツバチのささやき」ではかわいらしい少女だったアナ・トレント。(この映画の頃は30歳くらい)
監督は、「バニラ・スカイ」の基となった「オープン・ユア・アイズ」やハリウッド制作の「アザーズ」、アカデミー賞外国語映画賞を受賞した「海を飛ぶ夢」等を監督したアレハンドロ・アメナーバルのデビュー作だ。

母国スペインでは大ヒットしたようだが、日本ではたぶんビデオスルーだったかと思う。
91年に公開され大ヒットした「羊たちの沈黙」を皮切りに雨後のタケノコのように数々作られたサイコスリラー映画。そんなB級ムービーの一作といった扱いで入荷したこの作品だったが、非常に良く出来たスリラーでとても感動した覚えがある。(スナッフムービーをテーマにしているので苦手な人は多いかと思いますが)
自分でキャプションを作ってビデオに「お薦め」シールを貼ったりもしたが、そんなに貸しだされなかった。
興味ある方はぜひ。自分も今度観返してみよう。






さて明日は西千葉ライブ。よろしくです。楽しみ。
僕らは1番目です。

11月12日(土)
cafeSTAND Presents LIVE

at 西千葉cafeSTAND
出演:福岡史朗バンド/大久保由希バンド/中村ジョーグループ(B/伊賀航、Dr/北山ゆうこ)
開場:17:30 / 開演:18:00
料金:予約 2000円+1drink(500円)/当日 2500円+1drink(500円)
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by joenakamura | 2011-11-12 01:27 | 映画 | Comments(0)