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サッカーバンチ

外はしんしんと牡丹雪が降っている。明日電車止まんないで欲しいと祈りつつ。

雪降る東京、というと祖父の葬式を思い出す。
数年前の2月、真っ白になった道を葬儀場まで喪服姿でトボトボ歩いたのものの、革靴がすべってホント大変だった。


DVDで昨年公開の「300」や「ウォッチメン」のザック・スナイダー監督による「エンジェル・ウォーズ(原題:サッカーパンチ「不意打ち」の意味)」を鑑賞。
時は、1960年代。母の死後、継父の策略で精神病院に入れられたベイビードール。
5日後にロボトミー手術が行われるまでの間に、病院の仲間たちと脱出を企てる、という物語。
しかしながら、その物語はベイビードールの妄想の中で繰り広げられる。
スナイダーお得意のアニメーション的な美しい映像の中で、セーラー服風なコスチュームに身を包んだベイビードールが日本刀を背負い、露出度高い仲間の女性たちと、サムライ(風)モンスター、ドラゴン、ナチ風ゾンビなどど戦うのだが、まぁ日本のオタク文化直結の世界観。アニメから抜けだした様なパワードスーツ風ロボも登場する。
そんな過剰な内容に「まるでゲームみたいだ」と兎にも角にも大不評だった今作。

そのせいか期待せずに見たのだが、その批評も当たらぬではないが、なかなか面白いではないか。
とにかくザック監督が好きな物を中学生のように「これでもか!」と詰め込んだ無茶苦茶な世界は清々しくもありました。
音楽も(全部カバーですが)、「スィートドリームス」、「ホワイトラビット」、「サーチ&デストロイ」、「ラブ・イズ・ドラッグ」、「トゥモロー・ネバー・ノウズ」等々・・・やりたい放題(笑)

今までは原作物ばかりを手掛けいたザック氏だが、今回は初のオリジナル脚本。
そのせいかストーリーにはまだまだコナれていない消化不良感が漂うが、鑑賞後に色々読み説けば、実は様々なメタファーが織り込んであるのがわかる。
この辺りがもっと分かりやすく、上手い具合に織り込まれていたら、「インセプション」みたいにクールな妄想話になっていたかもしれない。(主人公がセーラー服に日本刀じゃ無理か・・・)実際は物凄くダークな話だし。惜しいよなぁ。。。

ザック監督の「ウォッチメン」は自分内アメコミ映画ベスト1であるので、些か贔屓目ではありますが、こういうの好きな方は期待せずに観てください。暗くてオタクで面白いですよ。

ザック氏の次回作は「マン・オブ・スティール」。そうスーパーマンのリブートシリーズであります。
原案・制作は「インセプション」「ダークナイト」のクリス・ノーラン。
今度は原作物なんで、奮ってバッキバキの映像美で楽しませてくれる事を期待しております。


しかし「エンジェル・ウォーズ」って酷い邦題だよなぁ・・・。



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by joenakamura | 2012-01-23 23:25 | 映画 | Comments(0)