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雑司ヶ谷R.I.P

樋口 毅宏氏の「雑司ヶ谷R.I.P」を読了。
図書館に返却する日を過ぎていた為、一気に数時間で読み終えました。

前作「さらば雑司ヶ谷」も暴力の塊のような作品でしたが、今回は更に風呂敷を広げスケールアップ。90年代サブカルの断片を交えながらの荒唐無稽な設定ながらも、暴力エンタメとしてなかなか面白かったです。小沢健二の件も興味深し。

徹底的に暴力的なものを描くと言う事は、実は其れとは正反対のもの(人間の愛とか滑稽さとか)をあぶり出していく作業なのだと思うのですが、そういった作品の中で僕の中での白眉は、小説でいえば阿部和重氏の「インディヴィジュアル・プロジェクション」であったり、漫画であれば新井 英樹氏の「ワールド・イズ・マイン」(傑作!)であったり、映画であればミヒャエル・ハネケの一連の作品であります。
相反する事が同じ作品の中で同居しているというのは、自分にとって非常にそそられる要素です。

僕の新作のミックス作業が一段落という連絡が福岡史朗さんから届きました。
明日には音源の焼かれたCDRが到着する予定。聴くのが楽しみで仕方ありません。


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by joenakamura | 2012-02-16 23:41 | 考え中 | Comments(0)