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沼田まほかる

先日、大型書店でふらふら立ち読みをしていたら、沼田まほかる、という作家の小説が随分とピックアップされていたので、試しに図書館で借りて読んでみる事にしました。
とある本のキャプションは「感動した!」とか「心震える!」とか、何処かの映画の宣伝文みたいで食傷したのですが、沼田氏の経歴や(主婦から僧侶を経て会社経営→倒産→57歳で作家デビュー)、デビュー作がホラーサスペンス大賞を受賞しているという、一般受けとはちょっと一線を画した経歴に興味を持ったからです。

読んだのは2作目の「彼女がその名を知らない鳥たち」(2006年作)というタイトルにもそそされる一冊。
内容は、とあるカップルの、内臓をえぐり出すようなドロドロと蠢いた出来事を軸にサスペンスやミステリーの要素も絡めつつ描いたもので、その粘着質な心理描写はホラーと言ったほうがピンとくるかもしれません。(ラストに救いはあるものの、そのラストも見方を変えれば背筋が寒くなる感じもします。)
かなり賛否の別れる作家さんの気がしますが、自分的には非常に面白く、他の作品も読んでみようと思いました。
それにしても、今作、想像力を膨らませる良いタイトルですな。

昨晩は、史朗さんから届いた僕の新作のミックス音源を一晩中聴きたおし、諸々訂正などを連絡。
かなりお気に入りになりそうな今作、出来上がりが楽しみです。史朗さん、お手数かけます。


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by joenakamura | 2012-02-18 14:52 | 小説 | Comments(0)