J O E N A K A M U R A B L O G

珈琲

サニーディサービスの「珈琲と恋愛」という曲を聞いたときは
若いくせしてなんて老成した曲を作るんだろうと思った。
かれこれ10年ほど前、僕がまだ25歳頃の話。

髭をたくわえた煙草好きのシンガーが喫茶店でつくったようなその曲は
とても粋で、70年代の匂いを感じさせてくれた。(実際の彼らはそんなことなかったが)
ずっと前からレコードに刻まれていたような、そんな錯覚をしてしまうような。
珈琲のCMソングで耳にしたようなそんな曲。

珈琲にまつわる一番昔の思い出は、まだ小学生低学年の頃だろうか。
パイプ好き、映画好き、そして流行り物好きの祖父が家で淹れていた光景。その匂い。

そしてコーヒー牛乳しか知らない頃、父親に連れられて珈琲専門店で
飲んだ、ちょっと大人になったようなそんな感覚。
そうアルコールとは別の「大人」を感じさせてくれる、そんなアイテムが珈琲だった。

今では、毎日何杯も口にするほどのカフェイン中毒になり、
そしていい大人の年齢になったけれど
やはり「珈琲」は大人への憧れの飲み物のような気がする。
珈琲そして、ペアであるような煙草の煙。
ついこの間見たジャームッシュ監督の「コーヒーアンドシガレッツ」はまさに
それを描いたモノクロの絵画のようだった。

そして、もうひとつ、僕にとって忘れられない珈琲の場面。
90年代の最高のTVドラマ「ツインピークス」で主人公のクーパー捜査官が飲む
「闇のような」ブラックコーヒー。
あれを見ながら何杯珈琲を飲んだだろう。ストレンジなアメリカの匂い。
その時はドーナッツも勿論忘れてはいけない。

http://www.joenakamura.com

f0105810_0412521.jpg
[PR]
by joenakamura | 2006-04-12 16:34 | 生活 | Comments(0)