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ドーナッツ

この間、ドーナッツを食べる夢を見た。
最近、ドーナッツを食べる事は皆無だったのだが、何処かでミスター・ドーナッツの「オールドファッション」がリニューアルしたという記事を読んだせいだろう。
夢の中で新しくなったオールドファッションを頬張っていたから間違いない。

ミスドは若かりし頃はよく通った所だった。
70年代からあった地元のミスタードーナッツは、幼い自分にとってはアメリカの匂いが立ち込める憧れの黄色い店で(アメリカといえば後はコカ・コーラのオマケで大流行したヨーヨーが衝撃的だった)、そこは当時珍しい24時間営業のせいで暴走族のたまり場でもあったのだが、そんな事も含めて、何だかワクワクさせてくれる一番身近な場所のひとつであった。

中学、高校生になると一杯の珈琲で延々と過ごせる(お代わり自由なので)事もあって、試験勉強のデスク代わりにしたり、友達とウダウダ語る場所へと変貌した。フレンチクルーラとオールドファッションと薄い珈琲は青春の味といっても過言ではない。
高校時代、部活の回し読み用に、当時大流行していた赤い背表紙の片岡義男の文庫本に多大な影響を受けた、「ミスタードーナッツ物語」という小説を書いた。
単車乗りが事件に巻き込まれ其れにドーナッツが絡んでいくという物語は、思い返せば嫌な汗をかく陳腐なものだったが、部員たちには好評で3作程調子に乗って書いたかと思う。恐いもの見たさに読み返してみたいものだが何処へいったのか今ではさっぱりわからない。

時は経ち、気がつけば、ドーナッツショップなのに飲茶を売り出したり、歌舞伎町には巨大なメリーゴーラウンドが回る店ができたり(地元のミスドも改装されメリーゴーラウンドが設置された)、所ジョージのCMで一気に俗っぽくなったミスドに憧れはさっぱり無くなってしまい、しかしながらBGMはオールディースで良かったから喫茶店代わりに使うことは度々あったものの、専門学校時代は寄り道に使えど特にドーナッツが好きでもない自分は年をとるにつれて、ほとんど足を運ばなくなってしまった。

すっかり大人になった自分が、夢の中で食べたオールドファション。
その中では味なんてわからなかったが何だか妙に懐かしい気分になってしまった。
ようは店の広告にうまく乗らされてしまった、という事なのだろうが、ちょっと新しくなったオールドファションを食べてみたくなった。それで「こんなのオールドファションじゃないな」と悪態をついてみたい。

閉口。

6月23日(土) 下北沢leteでワンマン弾き語りすることにしました。
予約、詳細は明日以降に掲載します。
leteに行く前にミスドに寄ってみようかな。
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by joenakamura | 2013-05-22 22:53 | 考え中 | Comments(0)