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ぬめり坂・おしゃもじさま

昨日も武蔵新田でカレーを食べた後、恒例の自転車散歩。

環八を久が原方面へ向かい、藤森稲荷前の信号を右に入ると細くゆるい坂がある。
坂下の標識には「ぬめり坂」とあり、「鵜の木に用水を渡ってうっそうとした樹下を登るなだらかな坂がある。なだらかな坂ではあるが、ぬめって上れなかった。付近の豪家に美しい娘があった。娘は人々の難渋を気の毒に思い、自ら望んでその坂に生埋となった。以来、その坂の通行は容易となり、大いに付近は繁盛したという。」と書かれている。
よくある人身御供の民話ではあるが、何かの身代わり、生贄としてでは無く自ら生埋になるというのが珍しい気がする。諸星大二郎先生ならグっと膨らませて名作が作れそうだ。

ぬめり坂を登りきり、しばらく進むと右手に道祖神がある。古いしゃもじが幾つか供えられているそれは通称「おしゃもじさま」と呼ばれているそうだ。
写真を撮り忘れたのでイラストで↓
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調べてみると「おしゃもじさま」というのは古くから祀られている「風邪(咳)」の神様で、元々が「社宮司、社宮神、遮愚璽、杓子、舎句子、石護神、赤口神」等の呼び名だったものが「しゃもじ」に転じそう呼ばれるようになったそう。(諸説あり)
「おしゃもじさま」と呼ばれるものは全国各地にあり、近くでは品川の高山稲荷神社にも同じく「おしゃもじさま」と呼ばれる石碑があるが、こちらは縁結びの神様として祀られているそうだ。
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by joenakamura | 2016-02-12 11:45 | 生活 | Comments(0)