J O E N A K A M U R A B L O G

カテゴリ:考え中( 38 )

80s Music

諸般の事情で、いつもの自分の曲とはちと違ったテイストの曲を作って自宅でデモ作り。
ベッドの上にMacBookとインターフェイスを置き、ベッド脇にマイクをスタンドに立て歌を歌う。
ヘッドフォンをしながら歌っているので傍からは声しか聞こえず、家人から見たらそれはそれは滑稽な姿だろう、服装はスウェットだしね。でも何か楽しい時間。


ここ最近、ツイッターで80年代の音楽をピックアップするのが日課となっている。
若い頃は60~70年代の音楽に心酔し、自分が青春時代を過ごした80年代の音楽の事をすっかりないがしろにしていたので、それに対する贖罪(そんな大袈裟でもないが)のつもりもあって始めたこの日課なのだが、何だかとても面白い。
懐かしいという気持ちも勿論あるが、それ以上に当時の音楽を見つめ直す事には常に新しい発見がある。当時は気がつかなかった音楽家達の繋がりやルーツが点が線になるようにグングンと広がっていく。
そして何よりも面白いのは、ネットを使って調べる事で、ある種「軽薄」な感すらあったアイドル然とした80年代のロックミュージシャン達(特に洋楽)が今なお自分なりの音楽を追求して活動している事を知れることだ。
当時から彼らの活動をキチンと追い続けていれば当たり前に気づくことなのだが、残念ながら僕は80年代のミュージシャン達の事を極有名なアーティスト以外すっかり記憶から捨て去っていたのだ。なんと勿体無い事か。
自分より10歳~ほど年上の世代の彼らが、人気が下火になり金銭面から昔やっていたバンドを再結成して「芸能」的に活動しているだけでなく、純粋にロックを続けている事を知ると、とても心を動かされる。なかには若いミュージシャンに負けず劣らず素晴らしい新しいロックを生み出している人も大勢いる。
そういう姿をみると「俺なんてまだまだだな」と思うし、「じゃ俺もまだやってやるよ」と思うわけで。年代に凝り固まって音楽を聴く事のバカバカしさを痛感している昨今であります。(そういう聞き方の良さも勿論あるとは思います。あくまで自分の場合。)

さぁ明日はどんな発見があるか、日々楽しみであります。
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by joenakamura | 2012-12-21 00:35 | 考え中 | Comments(0)

雑司ヶ谷R.I.P

樋口 毅宏氏の「雑司ヶ谷R.I.P」を読了。
図書館に返却する日を過ぎていた為、一気に数時間で読み終えました。

前作「さらば雑司ヶ谷」も暴力の塊のような作品でしたが、今回は更に風呂敷を広げスケールアップ。90年代サブカルの断片を交えながらの荒唐無稽な設定ながらも、暴力エンタメとしてなかなか面白かったです。小沢健二の件も興味深し。

徹底的に暴力的なものを描くと言う事は、実は其れとは正反対のもの(人間の愛とか滑稽さとか)をあぶり出していく作業なのだと思うのですが、そういった作品の中で僕の中での白眉は、小説でいえば阿部和重氏の「インディヴィジュアル・プロジェクション」であったり、漫画であれば新井 英樹氏の「ワールド・イズ・マイン」(傑作!)であったり、映画であればミヒャエル・ハネケの一連の作品であります。
相反する事が同じ作品の中で同居しているというのは、自分にとって非常にそそられる要素です。

僕の新作のミックス作業が一段落という連絡が福岡史朗さんから届きました。
明日には音源の焼かれたCDRが到着する予定。聴くのが楽しみで仕方ありません。


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by joenakamura | 2012-02-16 23:41 | 考え中 | Comments(0)

haircut100

セットもクソもないだらだらとした自分の髪の毛に嫌気が差して、昨夜衝動的に散髪し、数十年ぶりに刈り上げてみました。カットしてくれた美容師によれば「水前寺清子ヘアー」もしくは「タラちゃんヘアー」との事です。自分的には鳥肌実氏に見えないこともありませんが、ここまで短くするのは高校時代に水泳部で丸坊主にして以来の事かもしれません。

胡散臭い髪形に整髪剤を塗りたくり何かと遊んでみた水曜日の晩でしたが、一向に気色悪いのは変わらず。しかし良い気分転換になったので良しとして諦め、慣れるのを待つことにしました。と言うわけで見かけたらせめて指差して笑うのだけは勘弁してください。
しかし頭周りの寒いこと、寒いこと・・・。

さて、髪型で思い出したのが、1987年のアレックス・コックス監督によるB級ウェスタンムービーの「ストレート・トウ・ヘル」に出演していた元The Clashのジョー・ストラマー。
誇りにまみれた砂漠の町で、ポマードがわりにコームにガソリンをつけて整髪するのですが、実に様になっていて格好良かったです。実際にやったら臭くてたまらないでしょうけどね。

↓この動画のちょうど6分辺りがその場面


しかしこの映画、デニス・ポッパーにエルビス・コステロ、ポーグスの面々にグレース・ジョーンズにコートニー・ラヴ、そしてジム・ジャーシュッシュと、今考えても豪華な役者陣が揃っています。撮影楽しかったろうなぁ。


こちらは「髪」繋がりで、80年代イギリスのバンド、haircut100のナンバー


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by joenakamura | 2012-02-09 13:22 | 考え中 | Comments(2)

行く年来る年

2011年も今夜で終わり。
お世話になった皆さん、ありがとうございました。来年も宜しくお願いします。

世の中的には言うまでも無く怒涛の一年で、誰も彼もが皆その影響の最中に今も居るわけですが、個人的には何かやったのかなぁと思い返してみると、2月から福岡史朗さんと一緒に始めたアルバム制作が(ミックスはまだですが)年内にひと段落したのが大きなトピックスでしょうか。ほんと史朗さんにはお世話になりました。録音でこんなに刺激的で興味深かった事はなかったです。
リリースは来春の予定ですので楽しみにしていてください。

それから1月に東京、7月には大阪でザ・ハッピーズの再結成ライブもありました。
まさかこんな日が来るとは自分でも思わなかったので何とも不思議な気分でしたが、とても楽しい時間を過ごせました。サポートしてくれたスクービーのモビー、ジョーくん、UFOの北田君、ありがとう。
来年1月8日のオリジナル面子のハッピーズ新春会も和やかにやれたらいいなぁと思っています。

ライブも派手にはやりませんでしたが、弾き語りをはじめ色んな編成でできて勉強になりました。
見に来てくれた皆さん、共演してくれた皆さん、それからバンドメンバーの皆さん、ありがとう。
来年はもっと精進したいと思います。

今年はあまり新譜を買いませんでしたが、最近知ったLANA DEL REYというシンガーがとても良かったです。「ハリウッド・サッドコア」と呼ばれるサウンドにも非常にそそられます。来年出るというアルバムが楽しみです。



では良いお年を!
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by joenakamura | 2011-12-31 21:46 | 考え中 | Comments(0)

Hazy Shade Of Winter

生業がバタバタとする月末。本日も作業。
外も寒さを増して冬がそこまで来てる様子。
肩と背中と腰がガチガチで痛い。風邪も完治にはまだの感じ。

録音するための新曲はなかなか出来ない。なんかパっとしない。
自転車で鼻歌歌ってると浮かぶんだけど、家に帰ると肝心なところを忘れてしまう。
帰り道首をすくめながら自転車でまた鼻歌歌って帰ろう。

寒くなるとこれが聞きたくなるなぁ。


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by joenakamura | 2011-11-26 16:56 | 考え中 | Comments(0)

テキトーに注意深く

薬をのんで昨夜たんまり睡眠をとったお陰で大分体調は回復。
睡眠の大事さがヒシヒシと感じられます。シンドイ時は寝るに勝るものはありませんね。

今日も一日寝ていたい気分ですがそうもいかず。
やる事は沢山あれど、なかなか全てはこなせず。
細かく色んな事が塵のようにたまって行きます。ああ、困ったもんだ。

・・・・・と嘆いていても仕方が無いのでコツコツやるしかありません。
こういう時は根詰めると落ち込むのでなるべくテキトーにこなすように心掛けています。
案外それくらいがちょうど良かったりします。
しかしたまに酷い失敗をするので気をつけないといけません。
テキトーに注意深く。これがいい感じです。



・・・って、そう上手く出来れば世話ないですね。


さて
ライブスケジュール、更新しました。

http://www.joenakamura.com/sc.html

これ以降未定です。ひとつ。
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by joenakamura | 2011-11-21 23:53 | 考え中 | Comments(0)

中指

左手の中指が痛い。たぶんつき指なのだろう。
大きな痛みは無いが、時おりシクッとした痛みを感じて生活している中で左手中指がいかに大事か思い知る。
大事にしないとギターも弾けなくなってしまうから注意しよう。

左手といえば、昔JOEY時代に左手の薬指を骨折した時、プレートをはめ包帯でぐるぐる巻きにしたその指で何とか弾けるようギターをオープンチューニングにして歪ませてまくってスタジオに入って練習したのだけれどアレはアレで凄くカッコ良かったな、と今になって思う。何か欠けると何とかしようと工夫するから面白い。
(まぁもし録音したものを聞いたらそうでもないんだろうけど)

そうそう中指といえば、90年代、雑誌BARFOUT!に掲載されていたTHE HAIRの写真。
その上に載っていた、あいさとう氏のコメントは神がかっていた。

「キミノナカユビニナリタイ」


!!!



PS:
当時のBARFOUT!にはハッピーズもよく載せてもらって、西君の漫画が掲載されたりもしたのだけれど、その中にもとびきりの名言があった。確か池袋のリョウコって女のコが主人公の1ページ漫画。その女の子が行った台詞。

「せんぜん愛してないよ」

同バンドのメンバーながら随分と感化されました。
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by joenakamura | 2011-09-29 00:45 | 考え中 | Comments(0)

生産性

遅くまで生業仕事。プールに行く予定だったが行けず。

一日中仕事に追われると、帰宅後何もしたく無くなってしまうが、
昔バイトをしていたパブのママが「一日ひとつ何かものを作る。生産性のある毎日を過ごす」をモットーにアクセサリーを作る、何かを書くなどを実践していたのを思い出し、それにならってこれから歌詞の推敲をすることにした。
明日になればまた書き直しになってしまうかもしれないが、頭の中を絞り出す行為はきっと何かの役にたつはずだと信じたい。(昔、友人ミュージシャンが「1日1曲作る」というのをやっていたが、自分的にさすがにそれは真似できない。羨ましい。)

BGMは久々ゲンズブール。
聴いているだけだとフランス語で何を歌って(いやほとんど語りだが)いるのかさっぱり分からないが、何とも淫靡な猥雑な声。何時聞いても飽きない音楽だ。

そう言えば先日公開された彼の伝記映画「ゲンズブールと女たち」は面白かったのだろうか。
すっかり忘れて劇場に足を運べなかったが(まだ関東で上映してる所もあるが)気がかりではある。
観はじめて5分でDVDを切った映画「ブライアン・ジョーンズ/ストーンズから消えた男」のようでは無い事を祈るばかり。






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by joenakamura | 2011-09-07 00:11 | 考え中 | Comments(0)

COME A DAY

自宅の隣に住んでいた父方の祖父は大層なオーディオ・映像オタクで、当時まだ珍しかった8ミリ撮影機で幼い滑稽な僕の姿を録画し、編集機で編集するのが趣味であった。

そんな機材が身近にあるのだから自分でも映画を撮ってみたくなるのは必然で、高校1年生の時、柔道部のI君(大きな風貌にもかからわず映画好きであった)を誘って自主映画絵を撮ってみることにした。(この話、前もどっかで書いたことがある気がしますがご勘弁を)

夏休みの高校の校舎に忍び込んで、I君に撮影を頼み撮影開始。出演者は自分のみ。
特に脚本はなく、ちょっとした構想をメモった紙を頼りに丸一日で撮影完了。

舞台は撮影時期そのままの高校の夏休み。時刻は午後。
主人公(自分)は忘れてしまってた宿題で必要なノートをこっそりと教室に取りにくる。無事にノートを手にし教室を後にしようとすると、誰も校舎にいないはずなのに何者かに覗かれている事に気付く。
主人公はその影を追いかけるが、影は一向に捕まらない。追いかけながら次第に何か校舎内がおかしな空気に包まれているのを感じ出す。(階段を何度も下るが、何度下っても4階のままであったり妙な現象が起こる)。恐ろしさを感じながらも主人公は旧校舎に影を追って入り込んでいく。

(当時の母校は旧校舎から新校舎へと移行している時期で、途中まで建てられた新校舎と旧校舎が並列に授業に使われていた。プールや体育館、講堂、一部の教室はまだ旧校舎のものが使われており、影が多いレトロな作りの古びた旧校舎は陽が暮れると少し恐ろしい雰囲気すらあった。)

ようやく地下の教室に影を追い詰めた主人公。
影は黒い服、顔には布を巻きつけており素顔は分からない。(自分が一人二役で演じている。顔に巻きつけるに布が無かったため部室にあったトレーナーを巻きつけて代用した。きっとエレファントマンを参考にしたのだと思う。)
影=謎の男は、片手に人形(ビニールの子供の人形)を持っていた。謎の男はおもむろに取り出したナイフでその人形を引き裂こうとする。主人公はその人形が何故か自分の姿とダブり恐怖を感じ、側にあった掃除用具で謎の男をめった打ちにする。謎の男は倒れ動かなくなる。
動揺した主人公は教室を飛び出し学校から逃げ出そうとするが、打ち倒したはずの謎の男がナイフを持って出口近くに現れ、再び校舎内へ逆戻り。
トイレに逃げ込み個室の中で一息つく主人公。すると次第に遠くから足音が聞こえてくる。あの男だ。息を潜めじっと恐怖に耐えながらしゃがみこむ主人公。足音はすぐそこまでやってきている。
足音が途絶え、暫し時が経つ。主人公は恐る恐るドアを開けるが、誰も姿はない。主人公は一目散にトイレから逃げ出し講堂へ向かう。
すると講堂近くで謎の男に遭遇。主人公は講堂の2階席へ逃げ込む。地上から5メートルくらいの高さにある2階席。謎の男はナイフをかざし迫ってくる。逃げ場の無くなった主人公は2階席から飛び降り、講堂に叩きつけられ絶命する。(血糊の代わりにトマトジュースを使った)
終幕。


今にして思えば中二病全開な恥ずかしいばかりの20分ほどの映画。
映画マニアでもあった祖父に見せられた「アンダルシアの犬」や、カルト監督として注目を浴び始めたデヴィット・リンチの影響を受け何だかわけのわからないものを作ってみたかったのだと思う。あの当時はシュールリアリズムの絵画や澁澤龍彦氏の本をはじめ奇奇怪怪なモノに夢中だったのである。(皆そういう頃ってあるよね?今でも好きですけど。)
時折意味不明なカットも折り込みシュールさを醸し出そうとするのが今考えると我ながら痛々しく泣けてくるが、当時は楽しくて楽しくて仕方がなかった。映画作りのメソッドなんて知らないのだから、映像、演技、カメラワークとも酷いものであるが、若気の情熱とは本当に恐ろしいものである。ああ赤面。

音楽は、まだ楽器など弾くよしもなかったのでエリック・サティの「グノシエンヌ第1番 」を借用。まぁそのセンスだけは良かったと16歳の自分に言ってあげよう。


出来上がった映画は「COME A DAY」というタイトルをつけ(THE DAMNEDの「There'll come a Day」という曲から取った)無事に完成したが、結局上映する事もなく友人数人に見せただけであった。
8ミリからビデオにおこしたテープが実家の何処かにあるはずだが、きっと再見したら恥ずかしさで悶死する事だろう。

この後、映画作りの面白さに気付いた自分は、以前ブログで書いたバンド映画の他に水泳部のメンバーで作ったハプニングムービーやら文化祭用の軽薄アクション映画を作るのだがこれはまたの機会に。



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by joenakamura | 2011-09-05 14:57 | 考え中 | Comments(0)

答えなしもまた答えなり

「答えなしもまた答えなり」という言葉が好きで良く使います。
何かに思い悩んだり、音楽活動で演奏や曲の出口が見つからない時など、この言葉をつぶやくと「ま、大丈夫か」という気持ちになれる、自分にとっては魔法のような呪文です。

そもそもこの言葉を知ったのは漫画からでした。
80年頃、漫画雑誌「コロコロコミック」に連載していた「とどろけ!一番」という漫画がありました。
当時爆発的な人気をほこっていた「ゲームセンターあらし」がゲームを格闘技にした事で、バトル漫画が続々と現れ始めたこの頃、「とどろけ!一番」は「中学試験」を格闘技にした異色漫画でした。
進学塾を舞台に、書いても書いても減らない!という幻の鉛筆「四菱ハイユニ」を使い、現れる強敵たちを模擬試験!で倒していく主人公「轟一番(とどろき・いちばん)」。必殺技は「答案二枚がえし」(逆立ちして両手で答案用紙を書くという離れ業)など。
絶対折れない芯を装着したシャープペン「パーカシャープペンシル ローリングサンダー」を持つライバル、常仁勝(つねに・まさる)とのマークシート試験対決の際、最終問題がどうしても解けずに悩む一番。
「ははは!俺の勝ちだ!」と勝ち誇る常仁勝。マークシートを埋め尽くした彼に対し、時間になっても一番は最終問題の答えを書けず、一問白紙のまま時間終了。
誰もが常仁勝の勝利と思った所に、塾長(はげ頭にティアドロップのサングラスをかけて強面)が現れ、「勝者は轟一番!」と告げます。
「なぜ!!??」と問いかける常仁に塾長は答えます。
「最終問題は答えが選択肢のなかに無い!(つまり回答しないのが正解)答えなしもまた答えなり!」と告げるのです。

はい。無茶苦茶です。
「こんな理不尽な話があるものか」と幼心に驚愕しもたのを思い出しますが、その時からずっとこの言葉が頭を離れないで、今では座右の銘になりつつある次第です。
出所はこんな感じですが、言葉としてはいい言葉だと思うんですがね。。

「とどろけ!一番」は後半、急にボクシング漫画にシフトチェンジし、ぶっとんだ展開のまま幕を閉じます。
また読み直したいな。。


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by joenakamura | 2011-07-27 22:40 | 考え中 | Comments(4)