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ディレイ小説

長い期間かかっていたSF小説をようやく読了した。
物語自体は自分的には期待していたほどでは無かったのだけれど、主人公の膨大なモノローグがストーリーに厚みを与えていて実に好感が持てた。一見本筋と関係の無いディティールや情報の積み重ねは、ギターのパワーコード一発の鳴りのようにシンプルな物語の倍音を増幅させるのである。(そうやって溜まったエネルギーは時にファズトーンにも変わる。)
しかしこの小説映像化されるそうだが、こういった「倍音」をどうやって目に見えるようにするか心配だ。


少し前に読んだ筒井康隆氏の「ダンシング・ヴァニティ」という小説は、同じ場面が少しずつ形を変えながら繰り返されていくと言う異色作であったが、さながらそれはディレイで繰り返されるマニュエル・ゲッチングのミニマルなフレーズのようでドラッグのようでもあった。辛抱強く、またバロウズを愛読するような方にお勧めしたい。

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by joenakamura | 2016-02-24 12:44 | 考え中 | Comments(0)

Awesome Mix

なんとかインフルより生還。
ボーっと寝てばかりの日々だったが暇だったので色々思い巡らす。
近年のSF映画「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー」とか「オデッセイ」といった映画は効果的に70年代の音楽が使われていて、かつ感動的だったのだけれど、果たして邦画ならどんな風だろうと。

まず邦画でSFというのが漫画原作モノ以外は色々と難しい気がするが、ある程度現実離れしたシチュエーションでなければ、「懐かしサウンド」の効果は期待できない。サウンドが懐かしい=故郷(地球)が恋しい、がキモだからである。
そして音楽ジャンルは決してマニアックなニューロックではなく、誰でも知ってるヒット曲でなくてはならない。

実現可能かはさて置き、とある地球に似た惑星を舞台にした私立探偵バディものSFとして考えてみる。そもそもの70年代ミックステープは古道具屋で見つけた体で。
海が無い替わりに砂丘でサーフィンしながら追いかけっこするオープニングに流れるのはピンクレディの「渚のシンドバット」、とある謎の組織を追って、へんてこな宇宙人と交戦する最中には、郷ひろみ&樹木希林の「お化けのロック」が流れ、ユーミンの「あの日にかえりたい」に乗って謎を追い地球へ戻り、夏の陽射しの中、サーカスの「Mr.サマータイム」~桑江知子の「私のハートはストップモーション」で大団円。エンドロールにはジュリーの「憎みきれないろくでなし」気障な台詞だね・・・

妄想映画で我ながら号泣。(合間合間は想像力を働かせてください)

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by joenakamura | 2016-02-22 17:29 | 考え中 | Comments(0)

インフル

腰が痛い、古傷が疼く、飲むと顔が紅くなるとか書いていたらインフルエンザA型に感染してしまった。
2年前にB型感染してからの二度目。今回も非常にキツイ。クラクラする。
しかし横になっていると、犬はいつもは出かけてしまう飼い主がずっと家に居るので嬉しそうにくっついてくる。
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それにしても頭や節々が痛い。咳をするたび腹筋が痛む。髪はボウボウ、髭も伸び放題。
完治した頃には新しい自分になれる気がしないでもない。(ならない)
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by joenakamura | 2016-02-17 09:01 | 生活 | Comments(0)

紅顔

アルコールを飲むと、時々昔に比べすぐに顔が赤くなってしまう事がある。
血行が良くなってるのかなんて思っていたが、原因はアルコールが体内に入りアセトアルデヒドに変わった後に酢酸に分解ができないせいらしい。肝臓が弱っているということか。
ビール好きとはいえ暴飲はせぬようにしなくてはならない。

顔が赤くなるといえば、最近流行の女性が頬にチークをつけ赤くする「おフェロメイク」とういうやつだが、以前、明らかに塗る位置が間違っていて、さらに色が濃く、まるで顔面を殴打したのかと思う人がいたので、そういうのはビックリするのでやめてほしい。

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by joenakamura | 2016-02-15 10:35 | 考え中 | Comments(0)

古傷

ヘルニア予備軍の腰、左手薬指と左足の親指の古傷がシクシクと痛みだす。
季節の変わり目、気圧の差がある日が大抵そうだ。案の定、本日は春のような気温。
外出してヒートテックを着てきたことを恨んだが、腰をいたわりサポーターを巻いてきたのは正解だった。
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古傷のかっこわるい理由は以下である。
(1)左手薬指
とあるマンションにて、その日に行われるはずのバーベキュー大会用の肉が届くとの事で一人で留守番。
肉が宅配で届いた時に、マンションの扉に指を挟み粉砕骨折。
(2)左足親指
口喧嘩のやつあたりに台所の一升瓶を蹴っ飛ばしたら親指に落下。骨折。


しかし左手の骨折、一時はギターが弾けなくなったと凹んでいたがよくぞここまで回復したものである。
人間て凄い。
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by joenakamura | 2016-02-13 22:02 | 生活 | Comments(0)

ぬめり坂・おしゃもじさま

昨日も武蔵新田でカレーを食べた後、恒例の自転車散歩。

環八を久が原方面へ向かい、藤森稲荷前の信号を右に入ると細くゆるい坂がある。
坂下の標識には「ぬめり坂」とあり、「鵜の木に用水を渡ってうっそうとした樹下を登るなだらかな坂がある。なだらかな坂ではあるが、ぬめって上れなかった。付近の豪家に美しい娘があった。娘は人々の難渋を気の毒に思い、自ら望んでその坂に生埋となった。以来、その坂の通行は容易となり、大いに付近は繁盛したという。」と書かれている。
よくある人身御供の民話ではあるが、何かの身代わり、生贄としてでは無く自ら生埋になるというのが珍しい気がする。諸星大二郎先生ならグっと膨らませて名作が作れそうだ。

ぬめり坂を登りきり、しばらく進むと右手に道祖神がある。古いしゃもじが幾つか供えられているそれは通称「おしゃもじさま」と呼ばれているそうだ。
写真を撮り忘れたのでイラストで↓
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調べてみると「おしゃもじさま」というのは古くから祀られている「風邪(咳)」の神様で、元々が「社宮司、社宮神、遮愚璽、杓子、舎句子、石護神、赤口神」等の呼び名だったものが「しゃもじ」に転じそう呼ばれるようになったそう。(諸説あり)
「おしゃもじさま」と呼ばれるものは全国各地にあり、近くでは品川の高山稲荷神社にも同じく「おしゃもじさま」と呼ばれる石碑があるが、こちらは縁結びの神様として祀られているそうだ。
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by joenakamura | 2016-02-12 11:45 | 生活 | Comments(0)

コズミック・ホイール

昨夜、ふとドノヴァンの曲を聞きたくなり「Superlungs (My Supergirl)」を選ぶ。
みんな大好きグルーヴィな「バラバジャガル」が収録のアルバムの2曲目である。この曲を爆音でカバーする欲求にかられる。

考えてみると、ドノヴァンの曲は自分のツボにはまる物が数多く、有名な「Hey Gyp」に「サンシャイン・スーパーマン」「メロー・イエロー」に「魔女の季節」等々ほんとうに大好き。ちょっと少女趣味的なジャケや、精神世界モチーフの歌詞はよく分からないところもあるけれど(逆にそこも良さではあるのだけれど)、60年代後期~70年代初めの頃の彼のサウンドには、もしかしたら一番影響をうけたかもしれない。ありがとう、ドノヴァン・フィリップス・レイッチ(本名)

そういえばハッピーズがミディからシングルを96年に出した後、とある雑誌の「好きなもの紹介コーナー」で取材され、蛇革ブーツとドノヴァンのアルバム「コズミック・ホイール」を選んでいた。うん、ブレてない。

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話変わるが、NHKで今もたまに再放送されている「猫のしっぽ カエルの手」という番組に出てるベニシアさんは実にドノヴァン似だと思う。
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by joenakamura | 2016-02-11 19:29 | 音楽 | Comments(0)

猫ブーム

現在、空前の猫ブームだそう。
なめ」とか「ブサ」とかの形容詞がつくならいざ知らず、猫が可愛らしいのは今にはじまった事でもないので何を今更ブームと言うのかモヤモヤしたので調べてみると、今まではペットといえば飼い犬の数が圧倒的に多かったのだが、来年には飼い猫の数が追い抜く勢いなのだそうだ。詳しい理由は知らないが、そう言われると周りでも猫を飼い始めた知人が多くなった気もする。[写真は自分のinstagramより]

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我が家には現在17歳と15歳の老犬チワワ親子がいるが、飼い始めたのは某金融企業のCMに何度も登場した白長毛のチワワを発端にした空前のチワワブームが訪れる少し前の頃であった。
その後大量の捨てチワワが当然の如く出たそうだが、犬種のブームはチワワを終えればダックス、トイプードル等次々と変わっていく訳で(以下同文)。無茶苦茶な理由で飼育するのを放棄する人は後を絶たないそう。どうぞ猫ブームで不幸な猫が増えませんように。

以前、街中で小さなヨークシャテリアだかを散歩させているオバ様がいて、「まぁかわいい~」と道行く人が掛ける声に対して、「かわいいでしょ?大きくならないようにあんまりご飯あげないのよ~」などと言っていたので、心の中で彼女に針を1万本飲ませました。

子犬の横に「化けない!(大きくならない。このまま小さく可愛いままですよ~の意)」と大きく張り紙を出している某ペットショップを見かけた事もあった。店主の横に、彼の子供の頃の写真を貼り付けて「化けました!」と書いてやりたい気分になるのは自分だけではあるまい。

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毒を吐いたのでお茶を飲みます。恐惶謹言。
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by joenakamura | 2016-02-10 11:22 | 考え中 | Comments(0)

汐見台BEACH

昨夜は学友おがわまさひろ君の展示を見に代々木の金魚カフェへ。
壁一面に貼られた新旧の作品は圧倒的。おがわ君独特のタッチを引き継ぎながらブラッシュアップされた新しい作品がとてもカッコイイ。最近手がけたという「THE LET'S GO's」のジャケットもおがわ君ワールド全開で最高だった。
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90年初頭ハッピーズが新宿ジャムで活動を始めた頃から、おがわ君のイラスト・デザインは、当時のシーンを彩ってくれた。
僕らの企画「エレクトリックパブ」で販売したTシャツのデザインや、渋谷DJバーで開催のイベント「自由に歩いて愛して」のフライヤー、彼自身のバンド「vox wah wah pedal(後のEVIL HOO DOO)」のアートワーク、ワックワックリズムバンドのカバーイラスト等々。振り返れば、それらは音楽以上に当時のイメージを鮮明に思い出させてくれる訳で。アートのチカラは凄い。

懐かしんで、当時の雑誌「BARFOUT」に載った2ショットをパシャリ。
(上がライブをする豹柄シャツの私、下がまだ長髪時代のおがわ君)
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おがわまさひろ東京初個展「潮見台BEACH」の開催は12日(金)まで。

また開催場所の金魚カフェは2月27日で閉店するそう。
自分も3年前の9月にインスタグラム写真展をやらせて頂いたのが懐かしい。
お世話になりました。無くなってから嘆くより足を運べる方は是非。
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by joenakamura | 2016-02-09 10:40 | アート・デザイン | Comments(0)

自由

休日で天気がよい昼間は、大抵自転車で散歩にでかける。
移動距離はだいたい7キロ圏内。(一度調子に乗って片道20キロ程遠くへ出かけた事があったがお尻が痛くなってさすがに懲りた。)
散歩は、まず何処かでランチをとり(カレーが多い)、あとは知らない街や路地をタラタラと周り、疲れたら複合施設を物色し、そして本屋で立ち読みをする。お金もあまりかからない良い遊びで、こんな散歩を数年続けてる。

昨日も蒲田でカレーを食べた後に、某所に改装オープンしたイ〇ングループのスーパーに寄る。
1階は普通のスーパーながら上階は本や雑貨も扱っていて、大概〇〇ヤ書店的ではあるのだが暇つぶしには丁度良い。しかしどこもかしこも〇〇ヤ書店風、カフェはチョークアートの看板というのは聊か食傷気味ではある。

そのスーパーの本を扱うコーナーには机と椅子が設置されていて、購入せずとも本を手に取り読むことができるのだが、ポツンと一人座る制服姿の女学生が明らかに自宅から持ってきたと思われる文庫本を読みながら食事をしていた。学校用バックを膝に乗せ、その中にスーパーで買ったと思われる袋詰めのカット生野菜的なものの口を開けて入れ、そこから器用に箸でつまんで食べていた。ついついチラチラと見てしまったが、そんな視線にも動じずモクモクと食事をし読書にいそしんでいた。自由である。

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しばらく他のコーナーを回り、また読書スペースに戻ると、今度は手作りの大きなお握りを食べていた。
自由である。
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by joenakamura | 2016-02-08 12:04 | 生活 | Comments(0)